Newport小旅行
こんにちは。ボストンでは最高気温が30度前後の日が続き、本格的なsummer seasonに突入しています。
そして、マサチューセッツ州ではワクチンの接種が進んでいるため(2021年6月17日時点で、少なくとも既に1回ワクチンを接種した人は人口の69%、fully vaccinatedの人は59%にも上るようです)、fully vaccinatedの人は屋内でもマスク着用不要の施設が増え、経済も本格的に再開しています。
そんな中、ボストンからロードアイランド州ニューポート(Newport,RI)に一泊二日の小旅行に行ってきました。日本からの旅行だとなかなか行かない場所だと思いますが、ニューポートはきれいな港町で、豪邸見学や街歩き、魚介を楽しめるので、ボストンからぜひ足を延ばして行ってみてほしいなと思います。
1日目
朝9時にケンブリッジの自宅を出発。途中渋滞もなく、1時間半くらいでニューポートに到着しました。気温は25度くらい。ボストンより5度程度低くて過ごしやすそうです。港に沢山のヨットが泊まっていて、美しいマリーナが広がっています。
早速Newport Mansionsの一つ、Breakersに向かいます。
英語でMansionというと、日本のマンションと異なり「大豪邸」のことを指します。19世紀~20世紀にかけてアメリカの大富豪達が競ってニューポートに大豪邸を建てたそうで、現在は豪華絢爛な建物や調度品がNewport Mansionsとして観光客に公開されています。1日目は、Mansionsの中からBreakersと呼ばれる大豪邸に行きました。
これがBreakersです!ここに人が住んでたの?と驚くほどの大豪邸。
9月まで何回でも入れるSummer Passport($42/人)を購入し、いざBreakersの中へ。建物内でも、fully vaccinatedであればマスク不要であり、ほとんどの人がマスクをしていませんでした。
建物内は大理石や金箔がふんだんに利用されており、壁・天井には精緻な細工や美しい絵が描かれていました。これぞ豪華絢爛!という感じ。
Breakersはアメリカの鉄道王であるコーネリアス・ヴァンダービルドの孫であるコーネリアス・ヴァンダービルド2世夫妻が建てた別荘で、Newport Mansionsでも最大規模を誇るとのこと。1階、2階は見学可能でしたが、3階は未だヴァンダービルド氏の子孫に居住権を認める契約となっており、立ち入り禁止となっていました。
建物の外には、海に向かって美しい芝生が広がっており、そこでおにぎりを食べました。Breakersという名前は、波が岸壁にあたり砕ける音からつけられたとのこと。
なかなか1つのMansionだけでも見ごたえがありました。
その後、夫の大好きな「Whalers RISE」というビールを作っているWhaler Brewing Companyへ。アメリカはBreweryがたくさんあり、見学や試飲ができるところも多いので、ビール好きの人にはめっちゃ楽しいと思います。
ニューポートから30分ほど車を走らせたキングストンという町にあるのですが、その道中も海に浮かぶヨットや、現在も居住されている豪邸・別荘が見え、テンションの上がるドライブでした。
Breweryの中はビールを飲みつつビリヤード等のゲームができるようになっており、アメリカンな空間で楽しめました。
Breweryでは日本に居住経験のあるアメリカ人のご夫妻に話しかけられ、楽しい時間を過ごすことができました。そのご夫妻は、フロリダに住みつつ、夏はロードアイランドの別荘で過ごされるとのこと。うらやましいですね✨
その後、Newportに戻りホテルにチェックインし、夜はアメリカ伝統料理のお店で食べました。
2日目
2日目は10時にホテルをチェックアウトし、まずはMarble Houseへ。ここも鉄道王コーネリアス・ヴァンダービルドの孫であるウィリアム・K・ヴァンダービルド夫妻のために建てられたものだそうです。ヴァンダービルド氏すごいな…
私はこの旅行中に見たMansionsの中で、Mable Houseを一番気に入りました。Breakersもすごかったけど、Mable Houseの部屋内部は一面大理石に覆われ、また金を張り巡らせた部屋もあり、まさに贅を尽くした作り。それぞれの部屋で雰囲気がだいぶ変わり、見ていて面白かったです。
調理場の見学もできます。
Mable Houseの見学後は、Ocean Driveを楽しみました。海に面して、現在も使用されている別荘・豪邸が立ち並んでおり、アメリカ人の富豪達の本気を感じました笑
海の近くでは凧揚げをしている人達がいました。
その後、ハーバーに面したレストランで昼食。オイスター、シュリンプカクテル、ホタテグリル、ロブスターロールを食べました。新鮮でとてもおいしかった。
昼食後は今回見る最後のMansionであるElmsへ。Elmsは石炭産業で成功したエドワード・ジュリアス・バーウィン夫妻が夏の別荘として建てたものだそうです。
ここは BreakersやMable Houseと比べると、シンプルですっきりとした感じ。天井や壁の細工も、一面を埋め尽くしているわけではなく、落ち着いた雰囲気でした。
今回は1泊2日で行きましたが、ボストン~ニューポートは車を使えば1時間半でつけるので、日帰り旅行でも大丈夫だと思います。
ボストンにいらっしゃる機会があれば、皆さんもぜひニューポートに行ってみてくださいね。